ナショナルコレクション

認定番号018

京都府立植物園のサクラ品種コレクション

Flowering cherry cultivars collection in Kyoto Botanical Gardens
認定日: 2024年3月1日
認定期間: 2024年3月1日〜 2029年2月28日

コレクション概要

京都府立植物園のサクラ品種コレクションは、わが国初の公立総合植物園として長い歴史の中で収集、栽培されてきた 186 品種からなり、関西圏におけるサクラ名所のひとつとして高い人気を有する。コレクションは開園当時に収集された江戸期に作出された古品種や、京都の各所に残る独自の品種など貴重かつ観賞価値の高いものであり、サクラ栽培品種の歴史性の検証や多様性保全に欠かせない重要なコレクションである。

コレクションの種数・品種数

・品種数:186品種 467個体
・参考文献:「江北村の五色桜」編集委員会(編). (2015) 江北の五色桜. 江北村の歴史を伝える会.
松谷茂. (2001) 京都府立植物園のサクラ.櫻の科学 8: 50- 63.
松谷茂. (2011) とっておき!名誉園長の植物園おもしろガイド.京都新聞出版センター.
三好学. (1938) 櫻. 富山房.
佐野藤右衛門. (1970) 桜花抄.誠文堂新光社.

コレクションの所在地・問い合わせ先など

コレクションホルダー 京都府立植物園
所在地 京都市左京区下賀茂半木町
問合せ先
電話: 075-701-0141
FAX: 075-701-0142
公開の状況 ・コレクションは原則、園内各所に植栽・栽培管理しており、常時来園者に公開している。(バックヤード苗圃で養生中の幼木を除く)。
・サクラの開花期は2月下旬~4月下旬であり、期間中には30万人を超える入園者がある。
・‘染井吉野’をはじめ多くの品種が開花する3月下旬~4月上旬には夜間開園を行い、ライトアップされたサクラを多くの入園者に観賞してもらっている。また、4月中旬のサトザクラ類の開花期には園内植物会館展示室において様々な品種の切枝を展示する「サトザクラ展」を10年以上継続して開催しており、来園者に多様な桜品種コレクションの魅力をアピールしている。
・園スタッフが園内を来園者と共に歩きながらサクラ品種コレクションを解説する「桜散歩」と題したイベントも4月に3日ほど開催している。
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